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土浦で三浦春馬さんを感じる

三浦春馬さんと聞いて、皆さんはまずどんなことを思い浮かべますか?

端正な顔立ち、際立つ演技力や歌唱力などにはもちろん惹きつけられますが、多くの方が思い浮かべるのは、やはりあの「笑顔」ではないでしょうか。爽やかで品があり、それでいて人懐っこさも感じさせてくれる笑顔は春馬さんの大きな魅力です。でもそれと同じくらい春馬さんを語るときに外すことができないのは彼の「人柄の良さ」。

まさに、人柄の良さがあの笑顔に象徴されている、そんな風に感じます。

三年前のあの悲しい日以降友人・仕事関係者・訪れたお店の方等、春馬さんを知る多くの方が、彼について語ってくださった。彼の人柄を偲ばせる優しさと思いやりに満ちた温かいエピソード、そして役者として不断の努力を惜しまず、役柄のために自分をぎりぎりまで追い込むストイックな姿勢、仕事では完璧なパフォーマンスを見せながら、実生活ではよく忘れ物をしてしまう一面があることなど。そこから私たちは彼がたくさんの人に慕われ、愛されていたことをあらためて知ることができました。またNHKの人気番組「世界はほしいモノにあふれてる」では、ドラマや映画、舞台での作りこまれた表情とは異なる、穏やかで優しい空気をまとった素の彼の表情や言葉に心を癒されました。あの笑顔を見ているだけで幸せな気持ちになれたのです。

愛すべき、素晴らしい人三浦春馬さん。誇らしく思うとともに、どうしたらこんな素敵な人に育つのだろう?一体どんなところで育ったのだろう?彼が育った土浦ってどんな町?彼を育んだ場所をこの目で見てみたい。春馬さんが小中学生時代を過ごした町、土浦に行ってみたいという気持ちが芽生え、昨年の四月、HEART花火の打ち上げのために私は生まれて初めて土浦を訪れました。

品川から乗車した常磐線の車窓から私の目に飛び込んできたのは、これまで見たことのない、ただ広々とした田畑や樹木がずっと続く風景でした。山がない景色に衝撃を受けた私はその後ハス田を見てさらに驚きました。収穫期で花は咲いていないものの、どこまでも広がるハス田、見上げた空も遮るものなく実に広々として、こんな景色をいつも見ていたら、人の気持ちもさぞかしゆったりと広いものになってくるのだろうと一人で納得してしまいました。レンコンもレンコンの花も好きだった春馬さんは何度もこの風景を見ていたことでしょう。春馬さんの穏やかな人柄、柔らかくゆったりとした雰囲気はこうした豊かな自然に培われた部分もあったように感じます。

自分の憧れる人が過ごしていた場所を訪ねてみたい、そうした気持ちは誰しも持っていると思います。同じ空気を吸い、彼は確かにここにいたのだ、と感じられる場所に身を置きたい。土浦には撮影で使った場所だけでなく、土浦に住む一人の少年として過ごしたであろう場所、三浦春馬さんを感じられる場所がそこかしこにあります。だから私たちは来年も土浦で花火を上げます。ぜひ多くの方がこの機会に土浦を訪れていただきたいですが、HEART花火へのご支援を考えておられる方の中には現地に来ることが難しい方もおられると思います。

来場が難しい方も、SNSに上げられるロケ地巡りのようにライブ配信や編集動画を観て楽しんでいただけるよう、全力で取り組みます。皆さまと打上げるHEART花火が春馬さんを感じる機会の一つになれたらうれしいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

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